【検証】マインドマップの基礎知識とその活用方法

「マインドマップをビジネスで活用したい」
「マインドマップの作成方法を知りたい」
「Miroのマインドマップの使い方を知りたい」

マインドマップとは中央にキーワードを置き、そこからメインアイデアを線で結び、さらにメインアイデアから細部に至るまで線で結んだ図です。
中心から線が伸びていく様子は、蜘蛛の巣のように見えると言われます。
3段階以上の階層を持つことができ、思いついた情報をどんどん足していくことが可能です。
人間の脳は知っているすべての情報を、1つの厳密な階層ツリーに整理しているわけではありません。
その代わり異なる接続点から放射状に広がる連想が、膨大な情報プールを案内し、迅速な意思決定を可能にするのです。
この図は多くのマーケティング・プロジェクト・マネジメント・チームで使用されている強力なコミュニケーション・ツールであり、創造性を高めるツールといます。

マインドマップの一般的な作成方法

PCツールに興味を持つ人が多くいる職場で働く人は、すでにご存知のツールかもしれませんが、一般的な作成方法を示します。
まずマインドマップのトピックを選び、絵の真ん中に配置する。
3つから5つ以上のメインアイデアを考え、トピックの周りに円形に均等に配置します。
トピックから各メインアイデアに線を引きます。
各メインアイデアに関係する細かなアイデアやタスク、質問などの詳細をブレインストーミングします。
各メインアイデアと詳細事項を線で結びます。
最初の草案が完成したら、プロジェクト管理ソフトに各主要アイデアをフェーズとして追加します。
関連するタスクと期限を設定しチームメンバーに割り当てます。
個々のタスクのメモに質問や関連するアイデアを追加します。
このマップを使わないプロジェクト進行でもプレーンストーミングが重要になりますが、効果的に行いたいならば、明確な目的を持って始めることが大切です。
ここまでの使い方は事務作業向きのものです。
もっと創造的な使い方をしたいならば、画像を挿入したり、線に色をつけるなどしてひと目で分かるようにするといいでしょう。
そうすることで内容が印象に残る具体的なものになり、新たなアイデアが浮かびやすくなります。

マインドマップを使って本や記事から情報を記憶する方法

マインドマップを使って本や記事から情報をうまく記憶する方法もあります。
ほとんどの人は読んだことをすぐに忘れてしまうことに頭を悩ませているでしょう。
しかし読んだ本や記事をより多く記憶し、保持するのにこのマップが役立ちます。
本を読むときはマインドマップの枝に、重要な章の見出しを書きます。
次に各章の主なアイデアを小見出しとして書き出します。
第3レベルのブランチには例文や引用、さらには読んだばかりの内容に対する自分のコメントなどを書くことができます。
第4レベルでは、その本や記事に触発された行動ステップのアイデアを書き出すことができます。
これを繰り返し読むことで、知識が体系的に整理された状態で頭の中に入ります。

問題解決のためにマインドマップを使う

問題解決のためにマインドマップを使うこともできます。
これをするときは、今抱えている問題を表す画像を適切なキーワードとともに紙の中央に挿入します。
そして中央のイメージ・キーワードからつながる6本の枝を描き、それぞれの枝に5W1Hの質問を書き込みます。
これに対する答えや推測をどんどん書き込んでいくことで、思考が深まり問題解決に近づいていきます。
難しい問題に取り組むのは大きなストレスを伴うものですが、アプローチの一部をルーティン化することで取り組みやすくなります。
マインドマップの創作への使用を公言しているクリエーターもいます。
小説に使う場合ならば、ページの真ん中に物語の仮タイトルあるいはジャンルを入れます。
枝葉は設定やキャラクター、プロットなどを入れていきます。
例えばキャラクターの枝は、キャラクターごとにサブの枝を作成することで、さらに細かく分類することができます。
そして各キャラクターにプロフィールを作成し、第3レベルの枝を作成します。
外見や職業、年齢など思いついたことをどんどん書き込んでいくのです。
箇条書きなどと比べて思いついたことをすぐに残していけるスピード感が魅力です。

回顧録にも活用できる

創作に使えるわけですから回顧録にも活用できます。
まずページの中央に自分の名前を書きます。
そして中学時代や高校時代、大学時代といった具体に、大きく枝分かれしていくことができます。
高校時代を例にとると、以下のようなサブの枝を作ることができます。
まず学校と友人関係、放課後の活動です。
さらに家事や休日の過ごし方、ペットなども追加できるでしょう。
次に学校を例にとると、以下のように分けることができます。
好きな教科や好きな先生、印象に残っている読書などです。

まとめ

このマップは思い出したことをすぐに形にできるツールですから、関連性のあることをどんどん放射状に記していけば回顧録に必要な情報がスピーディーに列挙できます。
いきなり文章を書こうとして挫折をしたひとならば、まずマップを作ることから始めるのが賢明です。
次々と書き出された思い出を目にしたら、読み応えのある文章を書きたい気持ちになるはずです。

 

参考リンク
miro マインドマップ